台風の目の中は「無風で晴れている」って本当?
結論:台風の目の中は、本当に穏やか
台風の中心にある「目」の中は、風が弱く、雲の切れ間から青空が見えることさえあります。周りが暴風雨なのに、中心だけ静かなのです。
なぜ中心だけ静かなのか
台風は、中心に向かって激しく風が吹き込む巨大な渦です。ところが中心付近では、この吹き込む風と、外へ向かう力がつり合います。
その結果、中心の「目」の部分では空気の動きが打ち消し合い、風がほとんど吹かない穏やかな空間ができるのです。
「目」の周りが一番激しい
油断してはいけないのが、目のすぐ外側です。ここは「目の壁(アイウォール)」と呼ばれ、台風の中で最も風雨が激しい場所です。
- 目に入る直前:猛烈な暴風雨
- 目の中:急に静かに
- 目を抜けた後:再び猛烈な暴風雨
静けさに「だまされない」
台風が通過中に急に静かになったら、それは目の中に入っただけかもしれません。「台風が去った」と勘違いして外に出ると、数十分後に反対側からの暴風雨に襲われる危険があります。
台風の目の静けさは、いわば「嵐の合間の落とし穴」。天気予報で台風の位置を確認し、完全に通り過ぎるまで安全な場所で待つことが大切です。