津波は「引き波」から始まるとは限らない
結論:引き波なしで、いきなり波が来ることもある
「津波の前は必ず潮が引く」というのは誤解です。引き波がなく、いきなり海面が盛り上がって押し寄せるケースもあります。この思い込みは非常に危険です。
「引き波」を待ってはいけない
津波は、海底の地形や地震の起き方によって、
- 最初に潮が引くことも
- 引かずにいきなり押し寄せることも
どちらもあり得ます。「まだ潮が引いていないから大丈夫」と油断すると、逃げ遅れる原因になります。
「第一波が一番大きい」とも限らない
もう一つの誤解が「最初の波さえやり過ごせば安心」というもの。実際には、
- second、third と波が繰り返し来る
- あとから来る波のほうが大きいこともある
警報が解除されるまで、決して海に近づいてはいけません。
守るべき原則は「とにかく高く、早く」
津波から生き延びる原則はシンプルです。
- 強い揺れや長い揺れを感じたら、すぐ高台へ
- 警報を待たず、自分の判断で逃げる
- より高く、より遠くへ
「てんでんこ」の教え
東北地方には「津波てんでんこ」という言葉があります。「いざというときは、各自てんでばらばらに、すぐ高台へ逃げろ」という意味です。
家族を探しに戻って命を落とさないための、先人の厳しくも大切な知恵。この一言を、心に刻んでおきましょう。