映画の予告編を「トレーラー」と呼ぶ意外な語源
結論:昔は本編の「後ろ」に流れていたから
映画の予告編を「トレーラー(trailer)」と呼ぶのは、もともと本編が終わった「後ろ」に流されていたためです。trailerには「後をついていくもの」という意味があります。
最初は「上映後」に流れていた
今でこそ予告編は本編の前に流れますが、映画が始まったころは違いました。
- 本編が終わった直後に予告が流れた
- 次回作の宣伝として上映の最後に付けられた
- だから「後ろにくっついてくるもの=trailer」と呼ばれた
車のトレーラーが後ろを引っ張られていくのと、同じイメージの言葉です。
なぜ「前」に移動したのか
しかし、上映後に予告を流す方式には弱点がありました。
- 映画が終わると、客は席を立って帰ってしまう
- せっかくの予告を見てもらえない
これでは宣伝の意味がありません。そこで、観客がまだ座っている「本編の前」に予告を流すようになりました。
名前だけが残った
流れる場所は「前」に変わりましたが、「トレーラー」という呼び名だけはそのまま残りました。言葉の由来と実際の使われ方がズレている、面白い例です。
ちなみに日本語の「予告編」は、内容をそのまま表した分かりやすい呼び名。同じものでも、国によって名前の付け方の発想が違うのが興味深いところです。