三毛猫が「ほぼ全部メス」なのは染色体のいたずら
結論:毛の色を決める遺伝子が「X染色体」にあるから
三毛猫がほぼメスばかりなのは、茶色と黒の毛色を決める遺伝子が、性別を決める「X染色体」に乗っているためです。
メスは「XX」、オスは「XY」
猫のオスはX染色体を1本(XY)、メスは2本(XX)持っています。三毛模様を出すには、
- 黒を出すX染色体
- 茶を出すX染色体
の両方が必要です。X染色体を2本持つメスだけが、この条件を満たせるのです。
オスは基本「2色まで」
X染色体を1本しか持たないオスは、黒か茶のどちらか一方しか出せません。そこに白が加わっても、三毛にはならないのが普通です。
まれに生まれるオスの三毛猫
ごくまれに「XXY」という染色体を持って生まれるオスがいて、この場合だけ三毛のオスになります。ただし確率は数万匹に1匹。江戸時代には「船に乗せると幸運を呼ぶ」とされ、非常に高値で取引されたという記録も残っています。